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2月14日の札幌国際スキーマラソンを完走したエストニアのアンシプ首相は、大会終了後東京へ移動、
翌15日、首相公邸を訪問して鳩山総理と一時間ほど会談した。鳩山総理は相撲の把瑠都関の活躍に祝意を述べ、
アンシプ首相は把瑠都関がエストニアでは日本理解に役立っていると語った。
また、アンシプ首相は日経新聞の取材に2011年のユーロ導入、エストニア経済の健全ぶりについて語った。
それによると、財政悪化が懸念されている欧州において、エストニアの財政赤字はGDP比2.6%と比較的健全な水準であり、
ユーロ導入を前に取り組んだ財政改革の結果2002年から5年間黒字を達成していたため、今回の世界的な金融危機を乗り越える事が出来た
と語った。2011年にユーロ導入が施行されると、旧ソ連国では初めての国となる。
それだけ健全な財政を保っていることは事実のようだ。
情報通信技術研究開発への投資、原子力発電所建設など、日本への期待も伺わせている。
若く、精力的なリーダーである。
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2月14日に、海外16カ国88人を含む4歳から90歳までの2,536人が参加した札幌国際スキーマラソンで、エストニアのアンドルス・アンシプ首相(53)が
男子50キロに出場、おなじみ青、黒、白の国旗カラーのユニフォームを身につけ、3時間27分44秒で完走した。
クロスカントリーの盛んなエストニアで、アンシップ首相は子供のころから同競技を楽しんでいた都の事で、
世界の主要なクロスカントリー10大会を完走しているという経験の持ち主。
日本の一般人と共に走れた事が嬉しかったそうだ。
エストニアからは他にTarmo Neemela(男子50km13位 2時間43分)Ene Ojari(女子50km11位 3時間42分)が参加、上位に入っている。
アンシプ首相は大会後東京へ移動し、15日には鳩山首相と会談する。どんな会談内容になるのだろう?
ちなみに大会には私費での参加と、事前に明言した新聞記事が出たそうだ。公の立場の人の経費収支に対する
マスコミの目が厳しいのはいずこの国でも同じ。細心の注意を払っている姿勢は日本の公人も学んでもらいたいものだ。
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