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緑美しい国というイメージのあるエストニアだが、1991年の再独立以来エストニア全土に広がる森林に不法投棄によるゴミが問題になっていた。
そこで全国のゴミを拾おうというキャンペーン "Teeme Ara 2008" が5月3日、45,227平方キロメートルにおよぶ
全土で一斉に行われた。
国、地方自治体、企業、NPO法人など多くの団体をはじめ、ネットでの呼びかけに応えて約5万人のボランティアが
参加し、この日一日で10万トンのゴミを収集した。またエストニアでのこの取り組みは、国を綺麗にするという
話題性だけでなく、スカイプの代表Ahti Heinla氏やマイクロリンクの創始者Rainer Nolvak氏による
グーグルアースを利用した特殊なソフトウェアとGPS付き携帯電話写真から送られる画像で
ゴミ回収マップを作ったことも、さすがIT先進国としてヨーロッパ各国から注目を集めた。
主催者は「自らゴミを拾って森林をきれいにすることだけでなく、不法投棄やポイ捨てをした人々の心に訴え、意識を
変えることが出来たらうれしい」と語っている。
"Teeme Ara 2008"の公式サイトを見る。
当日の様子の写真を見る。