\
BalticNet.jpはバルト三国のさまざまな情報を発信しています。
建国90周年を祝う行事が行われた24日、エストニア銀行はフィンランド造幣局が造った記念コインを発行した。
発行された硬貨は金、銀、プラチナの三種類。
10クロン銀貨はHeino Prunsveltがデザインした。表面にはエストニアの紋章とEESTI VABARIIK
(エストニア共和国)の文字、裏面には大きく茂ったタムの木が描かれている。
50クロン金貨は、Jaano Esterがデザインを手がけ、表面にはエストニアの紋章と2008の年号、そして90周年記念ロゴ
が描かれてあり、裏面には風車の絵と50クロンの文字がある。
100クロンはTiit Jürnaよるデザインだが、エストニア初のプラチナ硬貨である。表には紋章とタムの木の葉、そして
2008の年号が、また裏面には国鳥であるツバメが描かれている。
ちなみにこの記念硬貨、27日からはネットでも買えるようになった。3枚セットで11000クロン(約11万円)、
一枚ずつでも購入可能で、今回の販売価格は10クロンが300クロンで10000枚発行、
50クロン硬貨は3,500クロンで5000枚発行、100クロン硬貨は6,000クロンで3000枚販売するとのこと。
メールで購入してみてはいかがでしょう?
あて先はinfo@epbe.ee。
10クロン硬貨を見る。
50クロン硬貨を見る。
100クロン硬貨を見る。
東京では一足先に在日エストニア共和国大使館のレセプションが行われた。
清酒の入った樽が各国大使の手によって割られ、華やかにレセプションがオープンし、
会場に集まった約200名の関係者が建国90周年を祝った。
把瑠都関は萌黄色の着物姿で来場、
ミラー大使とお神酒を酌み交わす姿も。またエストニア民族舞踊団レイガリトが歌と踊りを
披露し会場に華を添えた。
去る2月16日にリトアニア共和国が建国90周年を記念したのに引き続き、
24日はエストニア共和国が90周年を迎える。エストニアもリトアニア同様1918年に
当時のロシア革命にあわせて独立を宣言、以後リトアニア、ラトビアと同じ運命を辿った。
1918年に最初に独立が宣言されたのはパルヌ市内のエンドゥラ劇場だったため、
エストニア国内での90周年を祝う建国記念行事は、23日にパルヌ市で、また24日
にはタリン市でと、両市にまたがって行われる。パルヌでの行事は学生の国旗掲
揚で始まり、軍隊や学生のパレードやエンドゥラ劇場近くで記念碑の除幕、そして
パルヌ・コンサート・ホールで”Republic of Estonia 90” 記念コンサートなどが開かれる。
翌24日にはタリンで記念式典や歴史展、レセプションなど、また各地の教会では
ミサやコンサートなどが開かれ、大々的に行われる。記念切手や記念コインも発
行される。カドリオル公園では子供たちが雪の共和国が作られる予定だが、雪不
足でどうなるのだろうか。
この90周年を記念して、著名な音楽指揮者、合唱団、民族音楽舞踊団などが世界
に派遣される。英国グラスゴーではネーメ・ヤルヴィやクリスチャン・ヤルビが
交響楽団を指揮し、リトアニアには
アルシス・ハンドベル・アンサンブルが、オランダのハーグでは少女合唱団エレル
ヘインが記念コンサートを行う。日本には民族舞踊団レイガリトが来日し、東京都、
佐久市、山梨市で公演をする。
エストニア共和国建国90周年公式ホームページを見る。
エストニアの歴史映像サイトFilmiarhiivを 見る。
レイガリト公演の詳細を見る。