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6月5日より、エストニアのすべてのレストラン、カフェ、バー、クラブ、カジノ内での 喫煙が健康保護の目的で全面的に禁止となり、EU各国と足並みをそろえた。しかし、 すべてのレストランなどの屋内での喫煙は禁止になったが、屋外テラスや喫煙コーナー の設置も認められており、全面禁煙にはなっていない。とはいえ、レストランなどの経 営に今後どのように影響が出るのか、経営者たちは不安を隠せない。 レストラン経営者は、 「いちいちタバコをすうためにテーブルを立って喫煙場所まで行くなんて事はしたくないでしょう。 食べるか吸うかどちらかでしょうから、売り上げには影響するでしょうね。」 Levis’t Valjasのようにもくもく煙の充満している中でいることに安堵感を覚える人たちが 通うような店は根本的に変えなければならない。 「お客さんは皆タバコを吸うためにここに来ているのだから、それがだめとなったら皆道に出て 吸うでしょうね。近所迷惑になるよ」と困惑気味。 しかし「自分のスタッフも禁煙せざるを得ないわけだから、いいアイディアだと思う」 という人もいて、すべての経営者が悲観的というわけではなさそう。 指定された喫煙場所がある以上、喫煙率は下がるはずはない。禁煙条例ではなく場所移動を進める 条例でしかないという意見もある。いっそ喫煙ラウンジやトレンディなパイプカフェなど、 そこだけはタバコを許すよという店を作ってはどうかなど、さまざまな声があがっている。