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2007年6月30日

レクチャーコンサート『バルト三国-音楽に織り込まれる自然と人々の声』

ドイツとロシアの狭間にあって苦難の歴史を刻んできたこの国々で、音楽は民衆の支えでした。 特に20世紀はじめの独立に向けた時代や、旧ソ連崩壊の引き金となった三国の独立回復の際には、 合唱音楽が民族意識を高揚させ、自立への思いを高める大きな力として作用しました。
こうした音楽が果たした働きを、長年、バルト三国を研究している志摩園子さん (昭和女子大学教授=国際関係史・バルト地域研究)が話します。また、近年、 ドイツをはじめヨーロッパで脚光を浴びているバルトの作曲家ペルト(エストニア出身) やヴァスクス(ラトヴィア出身)の弦楽四重奏曲を、生演奏でお届けします。
近年、おしゃれな雑貨や家具、また観光でも注目を浴びているこの地域。加藤登紀子さんの歌った 「百万本のばら」や、第2次世界大戦中、この地に駐在した日本人大使館員・杉原千畝氏が6千人 といわれるユダヤ人にヴィザを発行し、命救った史実などでも脚光を浴びています。そんなバルト に興味をお持ちの方にぜひ聴いていただきたいと思います。

日 時:  2007年6月30日 18:00開演
会 場:  ザ・フェニックス・ホール  大阪市 梅田   アクセス
入場料:  一般 3,000円 学生 1,000円(限定数・ザ・フェニックスホール窓口のみのお取り扱い)
     「いずみシンフォニエッタ大阪 第16回定期演奏会」とのセット券 6,500円
チケット: ザ・フェニックスホールチケットセンターほか 詳しくはコンサートHPをご覧ください。

出 演:  お話:志摩園子(昭和女子大学大学院教授)
      演奏:<いずみシンフォニエッタ大阪>アンサンブル
曲 目:  ヴァスクス:弦楽四重奏曲 第2番「夏の歌」
      ペルト  :弦楽四重奏のためのフラトレス ほか

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