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6月7日、エストニア国立博物館開館100周年に向けた同館の新築設計
コンペティションで、パリ在住の田根(たね)剛さん(東京都出身・26才)
らの設計案が最優秀賞を受賞した。田根さんは今月中旬にも、共同設計者のリナ
・ゴットメさん(レバノン人・26才)、ダン・ドレルさん(イタリア人・33才)
とパリに新事務所を開設し、本格的な設計作業に着手する。
エストニア国立博物館は1909年、タルトゥ市に設立されたが、第二次世界大戦後
の半世紀は旧ソ連の空軍施設として利用されてきた。旧ソ連崩壊後、バルト地方の
民族衣装はじめアフリカの民芸品、世界各国の現代絵画など約13万点が保管されている。
タリン市が2011年に欧州連合(EU)の文化指定都市となる前年までの完成を目指す。
総工費約90億円。デザインは旧ソ連空軍の滑走路の形状を生かした、幅73メートル、
全長300メートルの縦長。自然との調和を重視し、高さは最高で12メートルという低層建築になる。
エストニア国立博物館とは?
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